途上国支援×エンジニア。

途上国、とエンジニアに関すること。

振り返り。インドで働いて感じたこと。

インドには今回は4年10ヵ月いました。前回は1年半いましたので、トータル6年強。
まさかこんなにいるとは思いませんでした(笑)。
タンザニアには2年なので、それより長くなるとは、、想像してませんでした。

この6年の振り返りとの1つとして
今回はインドと日本ので働き方の違い。まとめたいと思います。


この違いに関して、
まずは、、

日本も同じですが、、

「人によって違いがあります」

当たり前ですが、インド人もいろんな人がいますので、人によって違います。
インド人だからでなく、個人をちゃんとみることが大事だと思います。

そのなかで、、違いはこんなところだと思ってます。

【時間間隔】

●時間にルーズ

 

よく言われることですが、時間間隔はかなり違います。
会議には時間通り来ません。パーティーにも時間通り来ません。
遅れるのが当たり前です。約束した締め切りも間に合わせません。

ただ、お客様への訪問とかは遅れることがあまりないので、、(面接とかも遅れないと聞いたことあります)
なので、言い方が悪いですが、重要度の低いものに対して時間厳守の感覚が薄いかなと持っています。。
もちろん日本もお客様との時間はきっちり守る点は同じですが、インドはより顕著です。

なので、インドの人と約束する時は余裕見た時間、日程間隔で話をします。

●あまい見通し段階、計画のない段階で動く、ことはつよい、が綿密な計画を立ててその通り実行するのは苦手。

あと綿密な計画立てること、自分の作業工数を予測することは苦手です。

そして、その計画通りに動くことはあまりできません。

いつも思うのですが、発展途上国は基本的に不確定要素が多すぎるので、
先のことが予測しずらい、なので、綿密な計画もうまくいかないことが多いし、彼ら自身も肌感覚でそう思ってるか、、計画や時間管理というものにあまり重要性がないからかな、、と思っています。


●今やるには強い
なので、「今からやる」といったことについての動きは良いです。
「明日9時からやる」「今週中に終わらせる」といったことより、「今やる、今終わらせる」と言った時の方がうまく行きます。

 

「仕事観」
●残業はしない、急に長期で休む。

これは日本が見習うべきことだと思いますが、、ライフ優先、家族優先です。

残業は基本的にしません。みんな定時で帰ります。あと長期で休みも取ります。
なので、残業前提で仕事を終わらしてくれるなんてことはありません。
それを見越して、仕事を依頼するようしてました。

あと長期で休みも取ります。
みんな故郷に帰ったり、インドのお祭りを楽しんだりしてました

インドの暦知ってれば、、たいだいみんなが長期休暇取りそうな時期はわかりますので、休みそうな時期はみんな予定を聞いとく必要あります。

●転職が多い

ここが、、大変だと思いました。
日本がめずらしくて、他の国では当たり前かもしれませんが、、みんなどんどん転職していきます。
若い人、中堅の人、偉い人、、みんな転職します。

自分がいた4年10ヵ月で、きつい部署は、、4年前の人は誰も残ってない、、なんと所もありました。。


ただ、傾向はあって、
やはり、地元の人は転職しにくいです。
逆に地元から遠い所で就職した人はいずれ、自分の地元に帰る傾向つよいです。

あと、若い人は転職しやすい。年齢を重ねると転職が減っていきます。
ただ、部長職以上の人も転職しやすい。
ここら辺の人は、、、他の会社からも声がかかりやすいようです。。

あと、会社からの評価が下がると転職しやすい。
査定、評価が下がる。外から上司が入って来て、自分の出世が厳しくなる
と、、その数か月後に辞めてます。。


日本でも傾向は同じですが、、その数、割合が全然違いました。

他の発展途上国でも転職の傾向は強かったですが、、
インドはより転職傾向が強いかったと思います。。
(アフリカはそこまで選択できる数がないというのも、あるかもですが、、)

●分業制が強い
カースト制の影響なのか、、日本だけが特殊なのか、、

自分の仕事の範囲外ことはやらない、知らないという、傾向が強いです。
あと仕事の境界ってあいまいな部分が多かったりしますが、、、、
この曖昧な部分が徹底的にやらないです。
しかもこのあいまい部分の確認を自発的にやらないです。
なので、この仕事の境界部分はきっちり決めておく必要あります。



【性格的な違い】
●どんんどんしゃべる、議論大好き
●ポジティブ


ここらへんは、日本が見習う部分かと思います。

みんな空気なんて読まず、どんどんしゃべります、議論します。口論も日常です

会議でしゃべらない、なんてことなく、どんどんしゃべります。
なので、こちらもどんどんしゃべらないと、進みません。

あと、ポジティブです、プロジェクトの見通しが甘くても、行けると思って進めます。
最後にその甘さで痛い目を見ることもありますが、
ポジティブ行けると思って進めるって言うのは良いとこでもあると思ってます。


This is africa みたいなこと、this is tanzaniaみたいなフレーズもあまり聞かなかったです。
インドの人はポジティブに、いけるだろうとみんな思ってる気がします。

【その他】
●モノの扱いが雑

食器は雑に扱う、ボルトやねじをよくなめさせる。。なんか扱いが雑な気がします。
モノを大事にしてない気が、、します。


●ジュガードに強いが、、分析を考えた上ではやらない

インドでは「ジュガード」って言葉があります。

目の前ある課題を今ある状況の中で工夫して、とりあえずなんとか、解決する見たいな感じの意味です。
カイゼンの速効版って感じです。

この言葉は好きで、よく使ってましたが、
ジュガードの傾向が強すぎで「とりあえず、うまく行けばOK」みたいなことが強いです。
なので、、
なんでうまく行ったのか、
とか、
そもそも最初の課題の原因はなんだったか、
をあまり考えないです。。

●人によっての違いが大きい。
最初書いた通り、、日本もインドも「人によって違う」。
人によって違いがあるのあたりまえなんですが、、

インドはその違い、ばらつき、が日本よりもかなり大きいと思います。


同じ部署で同じ職位でもAさんとBさんができることがかなり違います。
Aさんもやってくれたから、Bさんもこれくらいの説明でやってくれるかなと、、
と思うと全然違う。
っていうことが良くありました。

ヒトによって違うのは当たり前ですが、、
ヒトによってのばらつきが日本は小さいです。
逆にインドは人によってのばらつきが大きいです。

日本が個性がない、みたいなこと欠点として言われますが、、
強みでもあるかも、、と思いました。

インドは

●10億人もいる国
●貧富の差がものすごく激しい
●教育の機会の差も大きい
カースト制がある

日本で昔少し言われた「一億人総中流」なんて言葉は絶対にでてこないくらいに差が大きいです。

だから働く上でも人による差が大きいのだろうと思います。


。。。こんな感じです。


いろいろ違いを書きましたが、
この違いは、、大したことではない、、と思います。

うまく仕事してく上で大事なことは一緒だと思います。
日本人であろうと、インド人であろうと、
アフリカの方であろうと関係ないかと思います。

「相手との信頼関係をあればうまく仕事は進む。」

ってことだと思います。文化、慣習に違いはあるけど、そこを決定的な問題ではなく、
うまく仕事進める時に大事なことは変わらないかと思います。



ではでは。


 

 

 

 

 

インドから帰国しました。

なましか!


久しぶりです。


実は、、、インドから帰国しました。
2023年6月の初めにインドから帰国しました。

インドにいたのは、、、4年11ヵ月。ほぼ5年です。

海外生活5年とは、相当長い期間だなーと、ずーっと思ってましたが、、
体験してみれば、、あっという間でした。
(コロナ禍が1-2年くらいあったからかもですが)

前回の滞在も合わせると6年半。
6年半もいるとは思ってませんでしたが、、過ぎればあっという間でした。

とはいえ、インドは広大で、深くて、濃い国。
インドのことはちっともわかってません(笑)

ヒンディー語も喋れないので余計にインドのこと分かってません、
文化とか、性格とか、風習とか。
もっとヒンディー語が喋れたら、、、それだけが心残り。

以前いたタンザニアは2年間だけでしたが、
現地の言葉、スワヒリ語がしゃべれたので、
もう少しタンザニアのことを分かっていた気がします。

とはいえ、ヒンディー語喋れてもインドの事全て分かる訳でもないので、、まー満足です(笑)

この6年半、インド国内いろんな場所を旅行しました。
3月にはオデッサ州にも行ってきました。
でもまだまだ行ってない場所はたくさん。
それくらいインドはひろく、奥深く国です。

今回の渡航前、インドは全てがある国。富も貧も。
先進国はここまで貧しい部分はない。
他の発展途上国は、ここまで富のある部分はない。
インドには全てある。
なので、いろんな体験ができる国。
と思ってインド行きました。

その通りだったと思います。それをより深く実感できました。
濃いインドでした。良かったです。


サンタン達とも最後に会ってきました。
スラムツアーも再開していて、もう少しでスラムの子供達への支援の団体も立ち上がります。
サンタン達、頑張って欲しいです。

https://streettoursindia.com/index.html


これからは日本で頑張っていきたいと思ってます。
これからのことはまたこれから(笑)

 

 

メイバザールは変わらずです。

 

ではでは。

 

これぞインド、カオスの街。ムンバイ2。ダラビスラムツアーとムンバイのスラムに関する本。

カオスなインドで最もカオスな街ムンバイ。
スラムの多さに圧倒されました。


今回はムンバイのスラムでも有名なダラビ地区のスラムにいきました。


赤丸がダラビ地区。南端の観光地コラバ地区からはかなり離れてます。





ja.wikipedia.org


スラムドッグミリオネアでも舞台になりました。

filmarks.com





ダラビ地区


このダラビのスラムツアーに参加してきました。

realitytoursandtravel.com



ここも写真撮影は禁止でした。
自分以外にもドイツとオーストリア?の人もスラムツアーに参加してました。
2時間くらいのたっぷりのツアーでした。

英語喋れるガイドが、スラムでの人々の生活ぶりをしっかりと説明してくれて、
スラムのことがわかる非常に良いツアーでした。
スラムなので、においなどがひどい場所は何か所もありましたが、
危険な所はなく、安心してツアーにスラムを見ることできました。


このダラビには100万人もの人が生活し、インド全体から人が流入してくるそうです。
そしてスラムでの居住区が出身地ごと分かれてるそうです。
(タミルナドゥ州から来た人はタミルナドゥ州の人が住んでるエリアに行く。といった具合です。)
ちなみに他州から来た人にムンバイでの選挙権がないため、
ムンバイでの選挙権があるムンバイ出身の人達の居住区がより政府からの福祉、支援を受けてるそうです。

そしてこのダラビでは多くの人が働いて、様々なものを作って、
スラム外に販売してる。
インド社会にとって、重要な製造拠点となっていると言ってました。

スラム外の一般の人向けの鞄、服などの日用品やチャパティ、パンなどの食料品、
プラスチック素材など企業へ販売するもの
そして、これらを製造するために必要な機械。
このスラムで生活する人のために食料など販売する人
などなど、いろいろな仕事をしてました。



このスラムいる人様々ですが、、たとえば、、
家族を置いて田舎から単身で出稼ぎに来て、日雇いの仕事を見つけてる人がいます。
仕事場で10時間とか働いて、
家賃も払えないから、その働いてる場所がそのままで寝床になって、
次の日も、そのまま働いて、、、という生活だそうdす。
家族(故郷)に帰れるのは年に2カ月くらい・、、
それで一日の稼ぎが400-600Rs/日。
と大変そうです。。

他にも
廃棄プラスチックを素材形状へリサイクルする仕事してる人
マスクもなく、カバーもなく、機械を回してるから粉塵の影響は絶対あるようでした。
ただ、若干給料高いようです。

あと、給料はよりスキルのいる仕事などが高くなっていくようでした。

あと、18歳以上は働けない、、となってるはずですが、、
あきらかに18才以下の人も働いてました。
(自分らツアー客と写真を撮るなど、明るく働いてましたが、、、)

このスラムでは作ってるバックやスーツケース
模倣ブラント品です。これをローカルマーケットで売ってます。
インドのローカルマーケットで多く見られる激安品
この過酷な環境で働いてる人により作られる、、と感じました、、

これがインドの安さの要因だと思うと辛いです。

ちなみにバックを作る素材は、生地はグジャラート州から、タイヤは中国から。



ダラビで働いてる人は、、過酷だと思いました。
歩合制で、働く時間も長い、
寝る場所もなくムンバイにきてるので、工場でねる、、それで給料は高くない。
あと子供も働いてる、、全然、フェアートレードじゃないです。
でも恐らく田舎ではもっと厳しい状況なので、
まだましなこのスラムで働いてるのだと思います。
彼らからこの仕事の機会を奪うのではなく、
彼らの仕事の環境を改善することが大事だと感じます。



ただ一方で
「「Dharavi」はもはやブランドだ」
と言って、
ダラビという名前を全面押し出して、レザー品を販売する凄い人もいました。
見た目、品質も良さそうで、若干高価格で売り出してるようでした
こういう動きは良いと思いました。
状況が良くなっていけばいいと思います。

ちなみのこのレザーの皮はタミルナドゥ州から仕入れてくるそうです。





あと、このスラムツアーの前後に、

www.kinokuniya.co.jp


この本も読みました。
これは、ムンバイのスラムでの人々の生活を書いた本です。
ムンバイのスラム街を見てる時に読んだのでなかなか衝撃でした。

今回のダラビのスラムツアーではここまで劣悪、絶望的な状況ではなかったです。
(いつも行くデリーのスラムも)

この本で出てくるのスラムはダラビではなく、
ムンバイ空港近くのアンナワディなので、もっと状況がひどいのか、、
それとも、本の登場人物達が行っているごみ集め仕事をするような人は
スラムの中でもかなり過酷な環境にいるからか?

たしかに、、サンタンと行く、デリーのスラム(Zakhira)にも
ごみ集めの仕事をしてる人はいるのですが、この人達はスラムの外れにいて、
さらに写真も撮らない方が良いと言われて、ほぼ交流がないです。

と、、スラムの中でもより過酷な人々の生活を追ったものかと思います。

ただ、ひどい衛生環境の中で、スラムから抜け出すことが中々できずに
生活してるのは、デリーのスラムの人もダラビの人も同じかなと思いました。




ちなみにこのダラビのスラムですが、
つい最近、ダラビ地区の再開発を行う企業がきまりました。
インドで有名なアダニグループが行うようです。

economictimes.indiatimes.com

 

www.indiatoday.in


この再開発で、スラムの人びとの仕事、生活の場が奪われるのではなく、
彼らの仕事、生活環境が改善される再開発であることを願います。


久々に、、、刺激にある旅行でした。

ではでは!!

スラムへお届け物

ナマステ!!

また先日、スラムに行きました。
いつもサンタンと行く、Zahkiraのスラムです。

いつものZakhiraのスラム


久しぶりでした。
サンタンはコロナ禍中に見つけた仕事をしつつ、
旅行客も少しずつ戻ってきたので、観光業も再開。スラムツアーも再開してます。
また学校は再開できてないですが。

今回はいろいろな服、おもちゃを頂いたので、それを配り行ってきました。

この冬の始まりの時期、温かい服はホントに必要だそうです。
配りにいったら、みんなに大人気。ものすごい行列と勢いでした。




 


あっという間に持って行った服、おもちゃはなくなりました。
みんな、モノが足りてないのだな、、と思いました。
全員に行き渡ることはないですが、
この物資でみんなの生活が一気に変わることないですが、
これで、みんなが少しでも喜べばいいと思います。


あと、少しオシャレというか、清潔感のある食事処ができてました

 


すこしずつ、このスラムの環境が良くなっていってるのかなと思いました。
物資もそうですが、この物資を上げたからといって一気にスラムの人々の生活が変わるだけではない。けど、、少しでも彼らの生活が楽になっていけば、思います


あとサンタン今、スラムの子供達を助ける団体を設立中です。政府へ申請中です。
今まで、サンタンはスラムで教室を借りて、子供達に授業をやるという活動を行っていましたが、特に団体を設立してやってるわけではありませんでした。

それをこれから正式に団体をして政府に登録して、活動をより促進していくつもりです。

Trustという形式だそうです。
インドではNPO/NGOを立ち上げる時に何種類か形式あるようで、、。
Trust, Society, companyといった形式があって、
Trustは一番簡易的に始められる団体です。

 

ngosindia.com


これで活動がより認知されていくと思います!


劇的に変化はないですが、
色々なことが少しずつ少しずつ良くなっていけばいいかと思います!!

ではでは

インドの映画館で黒人の方主体の映画を見る


え、、、
今まで、、全く知らなかったですが、
広告で、黒人の人ばっかりが出演してる映画があってびっくり!
なんだこの映画は??とびっくりしました。
最初はボリウッド映画で??と思ったら洋画でした。

ブラックパンサー

   

moviewalker.jp

 

調べたら、アカデミー賞も取ってる有名な作品でした。。。

こんなに黒人の人が前面、全面に出てる映画が誕生してるなんてテンションがありました。
なので、1も見て、、2も上映開始されたので、見てみました。


見てみるとホント、黒人の人ばかりでていて、主役級はみんな黒人で感動しました。
ワカンダは、、「ウガンダ」??。

親衛隊、オコエとかはホント黒人の人って感じで良かったです。
(マサイ族みたい)
あと、アフリカの民族衣装ぽいのもたくさんあってよかったです。。


でもアメリカ映画の中で、黒人の出演者でアフリカをイメージしてで作った作品だあなと思いました。

邦画には、邦画の雰囲気ありますし、
ボリウッドにはボリウッドの映画の雰囲気のがあるように
南アには、ナイジェエリアの映画にも、それぞれの雰囲気があると思います。
タンザニアで見てた映画も全然違う感じでした。
でもこのブラックバンサーは洋画って感じでした。

アフリカの部族全体をまとめてる感じもするし、
ちょっとゴリラ鳴きまねなんかするかな?、とかは、、思います。。

なので、アフリカ映画ではないと、、思います。
(そもそもアフリカ映画は存在せず、
アフリカにある各国で映画が特色は違うと思いますが、、)
ただ、アフリカの文化を感じる入り口って感じ良いです。

ただ、単純に1も2も映画として、楽しめましたので良かったです。
あっという間の2時間強でした
ヒーローは白人以外でもなれる。って映画。これからも増えて欲しいな思いました。


2の方は、1に、はまった人ならサイコーに楽しめると思います。


ちなみ2は、インドの映画館で見ました。

インド、映画館が無茶苦茶多いです。自分の家の近くで、
半径1kmに4個はあるとこあったりします。

 


インドの映画館だと、観客が素晴らしいシーンで拍手したり、
「ワカンダフォーエバー」と叫び出しだり、と、、静かに見ない時があります。
でも、こういう雰囲気は好きです。

あと、映画館の中のレイアウト、デザインも過去作品の名前が並べてあったりして、、
インドの人の映画愛が伝わります。
流石、ボリウッド映画の国、インドです。

ではでは!!




 

カオスの街。ムンバイ。これぞインド。

なましか。

ディワリが終わり、どんどん涼しくなってきて、すごし易いです。
いい季節です。
ただ、大気汚染がひどくなる時期でもあり、注意です。

ディワリ期間中、ムンバイに来ました。

ムンバイはインド最大の都市。
都市規模は2000万人。デリーの倍です。

今回は、飛行機でデリー⇒ムンバイにきました。
以前もムンバイには来たことあります。
ただ、前は通路側の席だったためなのか、、、気付かなかったですが、、
今回は降り立つ空港周りの光景からびっくりしました!

スラムがいっぱい!

空港の周りがスラムだらけでした。

そして、空港から移動中もスラムがいっぱい!

そして、郊外のchemburという地域から、
Mumbaiの中心部へ向かうモノレールに乗ったのですが
ここから見える風景も強烈でした。

Chembur からMumbai中心部へ向かうモノレール


たくさんのスラムと超高層ビル
この対比の光景は異様でした。。

高層ビルとスラム1

また別の駅のスラム。

 

高速道路の側にもスラム


線路沿いのスラム。

 

 

スラムの家にも衛星アンテナは建ってます。なので、極貧ではないかもしれません。
もしく極貧であっても、楽しみは不可欠なのかなと思います。



リキシャーが止まってたりします。モノレールの駅のすぐ側です。

 


と、、、この1つのモノレールの路線でたくさんのスラムを見ることができました。。
あと、高層ビルも。


Dharaviという巨大なスラムあることは聞いてましたが、
それ以外にもたくさんのスラムがありました。
モノレールの駅と駅の間にたくさんのスラム。
おそらく10か所以上はありました。
ほぼ、各モノレール駅と駅の間に1つはスラムがありました。
そのスラムと同時に超高層ビルが見える光景。


デリーでもこんな光景は見れません。

デリーにもスラムがありますが、数、大きさはムンバイが圧倒的です。
あと、ムンバイは高層ビルもデリーより多いです、
そして、この高層ビルとスラムがすぐ近くにあって、
しかもこの高層ビルとスラムの組み合わせの数が多い。。。異様な光景に見えました。

他の都市ではもあまりなじみがなかったので、強烈でした。
アフリカは全体的に貧しいけど、あまりスラムを見なかったです。
ケニア、南ア、フィリピン、ブラジルとかはすごそうですが、、

今回は貧富の差というのを強烈に見せてもらいました。



一方、南部の観光地、コラボ地区ではヨーロッパ風の建物や教会多くが立っていて、
少しヨーロッパを感じれる場所で良かったです。
あとアパートの部屋の広さも若干北部より広い感じでした。。
政府系の建物も多く、国の中心地という感じで、
ムンバイの北部と比較すると、閑静な感じがしました。
(といっても観光客がいっぱいで、大渋滞とクラクションの音で騒がしいですが。)

ヨーロッパ風の建物。落ち着きます。

インド門!!

時計台

ムンバイ南部では海も見れます。

 


あとショッピングモールもありました。
このショッピングモールにはデリー、グルガオンにもない店があって、
さすがムンバイです。

ショッピングモール




短距離用電車もあり、その周辺は人がごちゃちゃしてます。
インドらしい光景です。

短距離電車。たくさんの人がのってます。

Church gate駅




 



 



ムンバイ、、、
デリー以上のこのカオスな感じ、これぞインドだなーと思いました。

インドは全てある国だと思ってます。
ものすごい裕福な人も、貧乏な人も。
両方がたくさんいる国だと思います。

それを一番表してるムンバイです。これぞインドです。

一度、このchumber~のモノレール乗ってみるの、お勧めします。
久々に、衝撃を受けた旅行でした!

ではでは!

デリー南東部のスラム

こんにちは。

雨季も終わり、涼しくなってきました。すごし易い時期です。
今年は一日中雨が降ってた日が何度がありました。
おかげ、道路に水たまりができ、渋滞。

70Kmある場所へ移動するのにいつもは1時間半でいけるのが、、
6時間半かかった日がありました。えぐかったです(笑)

水浸しの街


スラムに行ってきました。
ただ、今回はいつも行くzakhiraのスラムではなく、別のスラムを見に行ってみました。
ここは写真撮影が基本禁止。なので、写真は少ないです。


ここのスラムはSajay colony、デリー南東部にあります。
コンノートプレイスからはメトロで1時間程度かかります。
ロータステンプルの近くです。
Sanjayとは有名な政治家の名前だそうです。

赤丸がsanjay colonyです。




メトロ駅からとったSanjay colony


ここには5万人程の人が生活してます。

仕事を求め、もしくは子供に教育の機会を求め、
田舎から上京してきた人達がここで生活をしてます。
このスラムの建物の家賃は月2000,3000ルピーからだそうです。
(部屋は小さいです)
住居の持ち主は別にいて、家賃を集めてビジネスしてるそうです。

ただ、やはりスラムの建物は正式な許可なく建っているそうです。
なので、政府の都合で撤去は可能なだとか。
ただ、スラムの人々も選挙権があるため、無茶なことはできないようです。

洗濯、掃除用の水はこのスラムエリアも配水されてます。
ただ、飲料水は配水されてなく、給水車が毎日持ってきてます。
5万人をカバーするため、毎日、数百台の給水車が来るそうです。
この給水車も政府が準備。しかもこの水はタダだそうです。

スラムの人々はポリタンクを持ってきて、給水車から水を頂いてました。

トイレは政府が準備した公共トイレがあり、そこを人々は使ってます。
(基本的には各住居にトイレはないそうです。)

電気は24時間が来てるそうです。ちょっとびっくりしました。
ただ、このエリアは小規模な工場は多く建っており、
彼らが安定した電気を必要としてため、電気が安定して来てるそうです。

小さな医療所も何か所がありました。
風邪など、軽い病気を診るための医療所で、診察代はタダ、薬代は必要です。
大きな病気になると、スラム外の病院にいくしかないとか、
あとここの医者はちゃんと訓練された医者ではないそうです。
なので、軽い病気しか見れないようです。



田舎から仕事求めて、このスラムにきた人達は、
やはり教育をまともに受けてないので、給料のいい仕事はつけないそうです。
基本的にこのスラム周辺にある小さな工場で働いてるです。
あと、スラム内では服を作ってる人達がたくさんいました。
この服を業者?に売って稼いでるそうです。
で業者はこの服、デリーのローカルマーケットとかで販売してるそうです。

教育を受けてない女性はさらに仕事得るのが難しいようで、
服の工場で出た布の切れ端を色、サイズ、材質で選別して、再利用してる人達がいました。
給料は6000ルピー/月。だそうです。
今まで聞いた中で、一番少ない。。
ここの人達は読み書きも十分でなく、計算できない、、と言ってました。
なので、メイドさんなどもできなだろうと。。
ちょっと、、想像ができないです。。


親はまともな教育をうけてなくても、子供には教育を受けさせたく、
学校に行かせてるそうです。
このスラム内にも1つ、公立小学校がありました。
ただ、みんな可能ならより教育環境の良い私立へ行かせたいそうです。

あと、このスラムツアーを開催してる会社も、スラムの人々の支援をしてました。
スラム内にNGOがあり、子供達に英語の授業をしてました。
このNGOへ旅行会社が資金を提供してるそうです。

スラム内の教室

 

 

 

 

授業表

 

行った時、1つの教室で授業をしてました。子供達がちゃんと授業受けてました!
先生は雇ってるそうです。(私立学校から派遣してもらってるそうです)



日本人の自分からは、
教育を受けれてない人がどんな状況で、どんだけ生活に支障があって、
どれだけ仕事につけれないか、、
ちょっと想像がしづらいです。
(もちろん、ちゃんと教育を受けても、その割にあった仕事の機会がない人達も、
 発展途上国ではたくさん見てますが、、)

このスラムの人々も教育を求めてる感じはしました。
子供達も頑張って英語で話しかけようとしてきました。
あと、今英語を勉強してるという青年もいました。

他の国でも、「学校へ行きたい」とか、
必死に勉強してる子供達はたくさん見てきました。

やはり教育は、大事というか、、基礎なんだろうと、、思いました。

 

インドはたくさんのスラムがあり、スラムでの生活は大変で、
そのスラムを支援してる人達がたくさんあるのだな、、と改めて思いました。



再来週はムンバイのDharavi のスラムに行ってきます。
スラムドックミリオネアにも関連あったスラム。
偶然にも同じ旅行会社が主催してるツアーのようです!!

ではでは!