スラムでの授業の様子を見てきました。
サンタンとともに、今日はスラムの教室に行ってきました。
その授業の様子を紹介したいと思います。
いつもサンタンとジョンが子供達に教えているのですが、ジョンは今、旅行会社の仕事でバンガロールに行ってて不在。今日はサンタンのみです。
メトロ駅のMoti Nagar駅に集合して、そこからリキシャーで向かいました。
今年はとても寒くて、去年同じ時期よりも寒いです。
スラムの人々も寒いといって焚き火で暖を取っていました。
ここが教室。今年の7月にクラウドファンディングで教室を建てました。
去年は青空教室でやっていたことを考えると、
暖かくて子供達にとって良かったなと感じます。
15:00から子供達が集まってきました。
みんな元気よく「ナマステ」と挨拶してくれます。
まずは簡単なお遊び。
日本人の俺が来ていたので、日本語をちょっと教えました。
「おはよう」、「こんにちは」、「ありがとう」「さようなら」「またね」。
といったフレーズを教えました。俺が発したフレーズを繰り返します。
みんなとっても元気で、勉強意欲が強いです。
そして、みんな楽しそうに勉強してくれます。
さらにリクエストが、、なんと日本のダンスを踊ってくれ、、と来ました。
インドの人達はダンスが大好きです。インドの映画を見たことある人がならわかるかもしてませんが、ダンスのシーンが多いです。映画「スラムドックミリオネア」でも最後にダンスシーンがあったように、インドにダンスは欠かせず、インドの人はみんなダンスが大好きです。
ただ、急なフリでなんも準備してなかったので、、ダンスが思いつかず、、
そんな状況でも「私達が真似するから、見本を踊って」さらに言われ、、窮地に追い込まれました(笑)
ラジオ体操ならできたので、4つ目くらいまでやって見せました。。
が、子供達は「ダンスがいい」言って、やっぱりダンスをリクエストしてきます(笑)。
Youtubeで「恋するフォーチュンクッキー」を見つけて、見よう見真似でダンス。。子供達にも見せると楽しそうに踊ってくれました。
その後は、来ている子供達確認して、まず算数の授業。
足し算、引き算、掛け算と不等号の勉強。サンタンが問題を書いて、子供達が答えてました。2桁の計算ができて、すごい。人によってはすぐに計算できる子もいてすごい。と思いました。
俺もちょっと出題。回答した子は最初間違えちゃったけど、その後、すぐやり直して、正解にたどりつきました。
その後、英語の授業、
ドア、窓、本、鞄などの名詞を教えてました。
その後は、体の部位を触りながら「knee!」、「Toe!」、「finger!」、「Nose!」、「Cheek!」と英語で叫んでいくエクササイズをやりました。みんな元気よく英語の単語を叫んでました。ちゃんと名詞を知っている事びっくりしました。
日本の小学生の子供より、英単語は知ってるんじゃないかな、、と思いました。
授業が終わって、みんなとバイバイする前に、みんなが英語と話しかけてきました。みんな勉強で覚えた英語を使いたいんだと思います。
「あなたの名前は何ですか?」「どこから来ましたか?」「私は8歳です」「私の夢はダンサーです。「私の夢はお医者さんです」と会話しました。
夢はダンサー、医者、かわいい!!
最後は日本語で「またね」「さよなら」と言って子供達が帰っていきました。
今回、初めてサンタンの授業の様子見せてもらいましたが、、大変だと思いました。
20人以上いる子供達で、年齢もみんなの理解度の様々、毎回来れるか分からない子供達に対して、算数、英語を子供達みんなに覚えていってもらうのは簡単ではないと思いました。
今は、週3回の各2時間。でサンタンとジョンの二人だけ教えてます。
きちんと教えるにはまだまだ不十分だとは思います。サンタンいつもは「もっとボランティアが欲しい」「ヒンディー語、英語、算数が教えれる人が欲しい」と言っています。ホントそうだと思います。
まだまだ十分でない状況ですが、それでも子供達は勉強できていることがとても嬉しそうでした。みんな笑顔で教室で入っていきます。そして、勉強した事を嬉しそうに話します。将来は「お医者さん、ダンサー」って元気に語ります。
正直、このスラムの現状でこの夢は遠いものですが、、この子達が夢がスラムから叶うように少しでも支援してきたいと、改めて思いました!
インド人とタンザニア人と日本人の違い
俺はインドに来る前、タンザニアで働いてました。青年外海外協力隊として、工科大学で講師を2年間していました。
先日、タンザニア時代の友人と、「タンザニア人とインド人」について話していました。友人も俺も同じ意見で「タンザニア人の方が良い」でした。
(友人も俺と同じ時にタンザニアにいて、今も偶然、同じタイミングでインドにいます。)
タンザニアは2年、インドは計3年程の滞在してます。インド歴の方がタンザニアより長く、今はインドで生活してるので、もっとポジティブな印象を持ちたいのですが、、、今の所、タンザニアが勝ってます。何故、そうと感じてしまうのか。。
ちょっと考えてみました。
日本、インド、タンザニアの人達の性格を比べると、ざっくり以下の特徴があると思ってます。(当たり前ですが、どの国もいろんな人がいて、この性格にあてはまらない人もいっぱいいます。その国の人々の平均的な印象です。そして俺の個人的な印象です。)
●タンザニア人
・のんびり生きている。仕事ものんびり。
・あいさつ多い、そして長い。感謝の言葉を良く使う。笑顔が多い
・程よく周りの合わせて自己主張もする。
・みんなフレンドリー
・時間にルーズ
・仕事より家族優先
●インド人
・あいさつない。感謝の言葉ない。笑顔ない。
・周りとの調和なし。自己主張が当たり前
・仕事より家族優先
・仕事がガツガツする
・みんなフレンドリー
・時間にルーズ
●日本人
・あいさつする。感謝の言葉も良く使う。
・シャイ
・周囲との調和大事、人と違う事良しとしない。自己主張あまりしない。
・家族より仕事優先
・仕事ガツガツする。
・時間に正確
ここで俺が気になるのは
1「挨拶があるか、感謝の言葉があるか、笑顔があるか」
2「周囲との調和、自己主張の強さ」
1がでかいのかなと思います。インドの人は挨拶、感謝の言葉、笑顔が少ないです。朝の職場で挨拶が少ないです。お店とか何気ない普通の交流で挨拶や「ありがとう」と言ったり、笑顔が見せる事がないです。
日本では、最低限の挨拶や「ありがとう」あります。笑顔も少し。
一方、タンザニアではいやというほど挨拶がありました。長いくらい(笑)
今、このインドにいると、なんでこんなに感謝の言葉と挨拶がないのか、と思ってしまいます。
2については、インドはまわりのこと考えず自己主張したもの勝ちみたいなとこあります。これもきついです。列に並んでいても平気で割り込んでくるし、他人の迷惑を考えないようなところがきついです。
でも、日本は正反対すぎて、周囲と同じであることが大切で、人と違うことをするのを許さない風潮で、これもきついです。
タンザニアがちょうどいいと思います(笑)
なので、「インドきついな。。、タンザニアの環境良かったなー」と思ってしまうことがあります。
ただ、生活と仕事の状況の違いの影響も大きいかもしれないです。
タンザニア時代:田舎に住んで、時間に余裕があって、自分で成果を設定できる仕事だったのでストレスコントロールしやすい。
インド時代:都会に住んで、時間に余裕がなく、会社から成果を設定される状況なのでストレスコントロールしにくい。
タンザニアにいた時は田舎だったので、そら人も優しいし、挨拶もするよなとも思います。日本も都会の人は冷たいとよく言いますし。そして何よりも今はタンザニア時代よりストレスが多いので、ただ単純に俺が余裕がないだけかもと、、思ってます。そうであって欲しいと思ってます。。
(今の状況でタンザニア行って、長い挨拶されたら、イラっとするかもしれません(笑))
来週から休暇でインドの田舎に言ってきます。ストレスフリーで田舎の人達に会って、俺の印象が変わればいいな!!!と思ってます!!
なんかインドの人の悪いことばっか書いてあるので、、捕捉。
インドの人がすごいと思うところもたくさんあります。タンザニアにいた時、地方都市に住んでました。そこにはインドの人たくさんいました。日本人が数人しかいない街でもインド人は何百人といました。タンザニア時代はいつもインド人に髪を切ってもらってました(笑)。ちょっと高級なお菓子(プリングルス)とか珍しい調味料(醤油とか)が売ってる店を経営しているのもインド人でした。インドの人々はタンザニア生活でなくてはならなかったです。
あと、エリトリアという在留日本人が1名の日本にとってスーパーマイナーな国で仕事したこともあるのですが、日本食屋が存在するはずもないこの国でもちゃんとインド料理屋さんはあって、御馴染みのバターチキンを美味しく食べてました(笑)。
世界中で逞しく生きてるインド人、ほんとすごいです。
そして、この国インドは貧富の差が大きく、貧しい人もたくさんいて、スラムもたくさんありますが、同時にこの貧しい人達を助けようとする人もものすごくたくさんいます。数え切れない程のNGO, NPOがあります。このブログで紹介しているサンタン、ジョンみたいな人達がたくさんいます。
インドは全てある。色んな人がいる。ものすごい可能性がある国だと思ってます。こんな国、他にないと思います。
インドの人達はすごいです!!
スラム支援その②(スラムツアー編)
前回はスラムの支援活動の1つ、子供達への教育支援ついて紹介しました。
今回はもう1つの活動について紹介したいと思います。
それは「スラムツアー」です。
スラム内を見学できるツアーです。
スラム内の状況、人々の生活環境、日常を見れます。
人々が働いてる様子、家事している様子、
家の中、レストラン、売店などなど、見ることできます。
スラムツアー中。チャパティ作ってます
主なお客さんは日本人、韓国人、欧米人のバックパッカーです。
俺のようにインドに滞在している人も見学に来ます。
サンタン、ジョンはスラムツアーを希望者があれば、毎日実施しています。
このスラムツアーで得たお金をスラム支援の資金にしています。
そのため、このスラムツアーはスラム支援にとって重要です。
zakhiraのスラムは外国人1人では入れません。(スラムの人があまり快く思いません)
ただ、スラムを支援しているサンタン、ジョンが居れば入る事でき、
安全に、詳しくスラムの状況を解説してくれます。
そして、スラムの中で会える子供達の笑顔はサイコーです。
スラムって途上国では必ず聞くことある名前です。
ただ、スラムの中の状況を自分の目で直接見る機会はあまりないと思います。
俺もスラムがありそうなカンボジア、ケニア、バングラデシュ、ネパール
とか回りましたが、、そういえば、行ったことはなかった。
(世界の貧困知りたいと思いながら行ってたはすが、行ってなかった。。)
前回インドに1年半滞在した時もスラムは行かず。
(物乞いされた回数はたくさんですが、、)
さらにタンザニアに2年間居たときも、
開発の現場を見るため、タンザニアの人々の生活の様子見るため、
国内色々な地域回ってましたが、、
そういえばスラム見たことない。。。と気づきました。
で、今回の滞在で初めてサンタンに連れられて行きました。
想像していた貧しいスラムの様子に加えて、
売店でシャンプーが売ってたり、家の中にテレビがあったりと、
意外な発見がありました。
スラムの中の様子を知る事ができるとてもいい体験でした。
スラムツアーはとても興味深いです。
皆さんも、是非来て下さい。
興味ある方は、
mumu.shin33@gmail.com
まで連絡下さい。
か
のサイトで問い合わせ下さい。
お待ちしております。
スラム支援の活動(学校編)
今回は、インド、デリーでのスラム支援活動の内容についてです。
スラム支援を実施しているのは、「サンタン」と「ジョン」です。
2人はStreet tours indiaという旅行会社を自分達でやりながら、
スラムを支援しています。
NPOレインボーチルドレンはこの2人の活動を支援しています。
さらにこの2人、旅行業だけでは生活できないので、
カフェでも働いていて生活費を稼いでいます。
カフェで働きながら、旅行会社もして、そしてスラムも支援している。。
ホント、、ガンバっています。
支援方法は主に二つです。
今回は、1つ目のこと書きたいと思います。
●1つ目:子供達へ教育支援。
十分に教育を受けれていないスラムの子供達に週3回、授業をしています。
主に英語、算数です。
ボランティアが来た時には、算数、英語に加えて、日本語を教えたり、
衛生教育など子供達のためになることを教えています。
他にも子供達と一緒にゲームをしてんだり、
インドお祭りを一緒祝ったりしています。
他にも子供達のために教室の準備したり、文房具を買ってあげたりしています。
教室については、
日本の学生が協力して、クラウドファンディングで教室を作りました。
今はそこを活用しています。とってもきれいな教室です!!
基本的にはサンタン、ジョンの2人が子供達へ教えていますが、人が足りていません。
ボランティアを必要としています。
もしボランティアに興味ある人は、
mumu.shin33@gmail.com
もしくはレインボーチルドレンのHP
まで連絡下さい!!!
スラムとその子供達
このブログでアップしていくスラムについて、紹介します。
このスラムはインド、デリーのZakhiraにあります。
デリーで最大規模のスラムです。
今もどんどん拡大しています。
田舎で生活ができずデリーに来て、ここに住み着いた人が多いです。
電気、水もありますが、違法に使っている人達がほとんどです。。
俺も最初に来たときに驚いたのですが、、
スラム内で食料品なども日用品も買えます!!レストランもあります!!
が、衛生環境は良くないです。。
やっている仕事も、、大きく稼げず、危険、不衛生な仕事が多いです。
なので、なかなかこのスラム生活から抜け出せないです。
ここにいる子供達は
・制服等の必要経費が払えない。(学費自体はタダなのですが、、)
・家の仕事を手伝わなければならない、
・親が学校へ行く必要性を感じてない、行かせたがらない。
・学校自体がスラムの子供達を受け入れたがらない、
・学校での勉強についていけない
などなど、様々な理由で学校へ行けていません。
子供達は
教育受けれない
⇒スラム内で生活、仕事をしていくしかない
⇒大きく稼げない
⇒スラムから抜け出せれない。
といった悪循環にはまっている状況です。
こういう環境でもスラムの子供隊は笑顔いっぱいです!
もしからしたら、日本の子供達よりも笑顔をいっぱいです。
彼らには、彼らの生活があります。
このスラムで生活する限りは勉強しても、
スラム内を活かす機会はないかもれしません。
なので、学校に行かせる必要性はないのかもしれませんが。。
でもそれではずーっと、スラムで生活するしかないです。
少なくとも
教育を受けさせて、彼らがスラム外でも働けるチャンスを作ってあげるべきだと思います。
少なくとも、
彼らが勉強できる機会ちゃんとはあるべきです。チャンスは平等にあるべきと思ってます。
サンタンとジョンはこの子供達のため支援をしています。
そして、おれ自身も、この子達のためにできること、やっていこうと思ってます。
はじめまして。このブログについて
はじめまして、
このブログを見に来てくれて、ありがとうございます。
このブログを書いてるSHINJI MIWAと言います。
インドでエンジニアとして働きながら、NPOレインボーチルドレンで現地ボランティアをしています。
このブログでは、
レインボーチルドレンが支援している、サンタンの活動について書いていきます。
サンタンはStreet tours india という旅行会社をジョンと一緒にやっていて、色々なツアーを企画しています。
それと同時にサンタンとジョンはデリーにある大規模スラム、ジャキーラの子供達を支援しています。
スラムの子供達に週3回、2時間ほど、ヒンディー語、英語、算数などを教えています。
勉強に必要な教室を準備したり、文房具を買ってあげています。
(教室建設は日本の学生がクラウドファンディングを協力していました)
あと子供達と一緒に遊んだり、インドの正月などのイベント時はパーティを開いたりしています。
それで満足に勉強する機会のないスラムの子供達に勉強を教えています。
あと、
スラム支援の資金を確保するためと、外部の人にスラムについて知ってもらうため、
「スラムツアー」
を企画しています。
これはスラム外部の人に、スラムの中を案内して、スラムについて知ってもらうツアーです。
スラムの人々の日常の仕事、生活の風景を見せています。
このブログでは、このスラムツアーと子供達の教育の様子を主に書いていきたいと思います。
それでみんなにスラムについて知ってもらおうと思っています。
スラムでのボランティアやスラムツアーに興味があれば、
mumu.shin33@gmail.com
まで、どしどし連絡下さい!!
あとは他にも自分がふと思いたったインドのこと、国際協力についてなど、もろもろ書いてきたいなーーと思ってます。
ではでは、宜しくお願いします!