インド、デリー、ロックダウン26日目。ロックダウン延長とスラムの人々の状況
インド。ロックダウンは26日目です。
今の感染者数の推移は、、
4/13 感染9,152例(死亡308例)
4/14 感染10,363例(死亡339例)
4/15 感染11,493例(死亡377例)
4/18 感染14,792例 (死亡488例)
といった状況でまだペース落とさず増加傾向です。 。
当初、インドでは4/14でロックダウン終了予定でした。
が、、まだ続いてます。
延長しました。
みんな延長は予測はしてましたが、、
4/13に明日(当初の4/14ロックダウン最終日)の10:00にモディ首相の演説が設定。
となり、
ロックダウン延長か、、どんな話をするのか、、と思いました。
そして、4/14にモディ首相の演説。
内容は、ものすごく、簡単に言うと、、
●5/3までロックダウン延長
●4/20から、今後増加する可能性が低い地域で、一部ロックダウンを緩和
(このガイドラインは4/15に発表される)
と言ったものでした。
感染者数がピークを迎えてない段階でロックダウン解除がありえないと
思ってたので、まー予想はしてました。
ただ、経済を回すため、
ある程度の事業再開が予想されていたので、
結局4/20(or5/3)までは変わらずという声明には、少し驚きました。
で、翌日、4/20からのガイドラインが下記の通り、制定されました。
ただ、このガイドラインを元に、
どこまでの事業が再開できるかは、、また手探り状態です。
スラム関連では、
モディ首相の演説の中で、、
"Keeping in mind the livelihoods of our poor brothers and sisters, provision of limited relaxations in identified places from 20th April has been made. Daily wagers and those who depend on daily earning are my family,”
とあったので、貧困層の人のロックダウンを緩和する、
もしくは生活を援助する方策が取られるのか、、と少し期待しましたが、
現状は変わらず。。
上にあげたガイドラインでも貧困層に対する緩和は特になかった思います。
リキシャー等も禁止のままです。
ロックダウンの取り締まりはより厳しくなっていて、
Zakhiraのスラムの人々もまだ仕事を再開できずにいる状況です。
スラムの人々は早くロックダウンが解除されることを願ってます。
インドはリキシャー運転手、路上販売などインフォーマルセクターの人が
労働人口の90%を占めているそうです。
自分もこんなに比率の高いことにびっくりしました。
多くの製造業があって、日系企業もたくさん進出しており、
近年発展遂げているので、もっとこの比率が低いの かと思っていました。
この、インフォーマルセクターの人たちが一番被害を受けてます。
仕事がないとすぐにお金に困る人達なので、、、
それが90%のいると被害は甚大だと思います。
スラムの人もこういったインフォーマルセクターで働いている人達ばかりです。
この写真の人たちはスラムの居住区のすぐ隣にあるちいさな工場で3,4人で
アイロンの底の鉄の板を磨く仕事をしていました。
下請けの下請けの下請けとかだと思うので、
お店が閉まれば、すぐ仕事がなくなります。
こういう人たちが今、一番被害を受けている状況です。。
本当にコロナウィルスが収束し、ロックダウン延長が早く終わること願います!