途上国支援×エンジニア。

途上国、とエンジニアに関すること。

湖の街ウダイプル。と中村哲さんの本。

ジョードブルからウダイプルに来ました。


ウダイプルまではバス。
今回は夜行バスでなく、日中移動のバス。
6時間かけて移動してきました。

ただ、普通の座席でなく、
カプセルホテルのように分かれてる座席(寝るスペース)のあるバスを選びました。
コロナ対策で作ったのかは、、分からないですが、、便利です。

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こんな感じ。2階席はベニヤ板の敷居まであります。

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一階席はこんな感じ





ウダイプルは湖の街です。
比較的、落ち着いてて良いところです。

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風景は一瞬、バラナシを思い出しますが、、バラナシとは違って落ち着いてます。



観光地らしく、ホテル、お土産屋さんはいっぱいあります。

 

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ジャイプルをピンクの街、
ジョードプルを蒼の街
ウダイプルは白の街
だそうです。

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確かに、、白いです。。


ここでも、ジョードプルに続いて、
マハラジャウダイプルの人はマハラーナーらしいです)所有の建造物に行きました。
(メヘラーンガル城砦もマハラジャ所有の建造物です)

 

その建造物、シティパレス。
ここも、、すごかったです。

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 今も一部の箇所にマハラジャが住んでるらしいです。
そして、一部を博物館、一部をホテルにしてます。
でかすぎる豪邸でした。

 

 

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しかも1500年代から現代まで、ずーっと住んでるらしいです。

 

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日本でいう、、江戸大名が現代も変わらず、生活してる感じでしょうか
凄すぎです。


庭、中庭にも大きすぎです。

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よく分からないけど、、インパクトでかいです。



会議室(パーティー会場)も、、でかすぎです。
これが19世紀にはあったとか、凄すぎです。

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ボリウッド映画でも使われてるようです。
こんなだけすごければ、、納得です。 

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こんな大富豪が現代も続いて生活してるってのが、、すごいです。
そして、建造物がちゃんと残っているのもすごいです。



街を歩いてたら、インドぽくない絵。
何か気になったので、撮りました。

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あと、ウダイプルジョードプルに比べると物乞い少なかったです。
駅前にも行きましたが、路上生活者の数とぐっと少なかったです。。
人口少ないからでしょうか。。

 

 

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駅前、平穏でした。

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ウダイプルは街全体が比較的落ち着いてる感があり、良かったです。

湖の街です!!

 

 

 

 

あと、旅のお供に本読みました。
今回は中村哲さんの本。

 

www.nhk-book.co.jp



この方のことは、去年の訃報のニュースで初めて知りました。
それで、アフガニスタンに貢献したお医者さんと思ってました。
今回、本を読んでみましたが、

 この人凄い方です。

●現地で30年間活動。
●危険地域でしかも、首都でない地域で医者として活動。
●医者としてだけでなく、ゼロから土木の技術をつけて、土木事業を始めて、
  砂漠だった場所に田、畑を取り戻す。

この方、もう凄すぎです。
医者としての活動の方は、自分には全く想像つきません。
ただ、医者以外の活動をみてもホント凄いと思いました。

特に共感できたのが、

●現地の文化、慣習を理解して、その上で活動してる 

  この本で所々で、現地の慣習を説明してたり、現地の人のことを細かく書いてる
  部分がありました。ホント現地に溶け込んで、受け入れられてるだろうな
 と思いました。

これ大事なことですが、これをきちんと実践してるのがすごいです。

●土木事業に関して、
  日本の技術(もしくは先進技術)を無理やり入れ込むのではなく、
  現地の方法、ノウハウや技術を活かすことを考えてる。
  そして、現地の方法だけを良しとして使うだけなく、改善するべき点、
  問題点は日本の技術を取り入れてる。


これもよく言われることではありますが、
これを実践してるのが、すごいと思います。

●そして、医者なのに、専門外の土木技術をゼロから身に着けて、
   成功させたというのは、技術者として尊敬します。
   自分も見習います。
   自分もまだまだいっぱいやれることあるだろうと改めて思いました。



他にも海外で活動する人にとって成程と思う部分がたくさんありました。
なので、中村さんの本、オススメです。一度読んでみて下さい。
(ちなみにウダイプルの湖も昔の王が川せき止めて作った人工湖だそうです。
 これも土木事業です)

ほぼ、一周忌。
中村さんに敬意を表し、ご冥福を祈り致します。

ではでは。