大理石の街。キシャンガル。裸足の大学。
こんにちは。
今はかなり寒い時期です。インドでも10℃切ります。
多分1年でもっとも寒い時期です。
暑い時は50℃近くまでいって、寒い時は10℃きる。
この寒暖差凄いです。
インドの人は、、日本人よりも寒がりなようで、うちらもよりもさらに暖かい恰好してます。
タンザニアに住んでた時も同じで、タンザニアの人は、日本人よりも寒さに弱いらしく、日本人よりも暖かい恰好してました。
暖かい国の人は、寒さに弱いのだろうなと思います。
下の続き。
インドにはこういう人もいます。
このバンガー・ロイさんは裸足の大学を創設した人です。
裸足の大学は貧しい人や女性など、
満足に教育を受けれていなかった人に技術を教える大学です。
学位を持ってる人は入学できないそうです!
この人も面白いです。
年末年始の休み、日本に帰る予定を、やめて、国内旅行しました。
今回行った所は、キシャンガル(kishangarh)。
ジャイプル(Jaipur)から南東へ90Km行ったところにあります。
ここに、その裸足の大学があります。
今回の旅行は電車で行きました。
グルガオン駅からAjmer shatabhi expressで。
朝の7時前発。
キシャンガルには12時過ぎ着です。
何度か、デリー駅は使ってましたが、今回はグルガオン駅から。新鮮です。
人は意外にたくさんでした。。
もちろんデリー駅ほどいる訳ではないですが、、
もっと閑散としてるかとおもったら、かなりの人。
まー当たり前ですね。グルガオンも大きい街なので。
電車の中はこんな感じです。日本の新幹線や特急車に近いです。
思ったよりも快適。機内食も頼めます。
キシャンガル駅。ほぼ時間通りに到着しました。意外!!
写真は無いのですが、この街では大理石が有名なようです。
大理石を切っている工場がいっぱいありました。
Stonexっていう会社の看板が大きくありました。
裸足の大学はこの駅から15km程度ジャイプル側にあります。
タクシーに乗って行きました。
ここまで来るのに思ったよりも時間かかりました。
30分くらい。
道中は舗装されてなかったりで、結構な田舎です。
アポなしで来たのですが、
「見学させて」
と言うと見学させてくれました。
こちらは新キャンパスの入り口で、もう一つ、キャンパスがあります。
裸足の大学は30年以上の歴史があって、
●子供に基礎内容を教える部門
●服飾など、手工芸を教える部門
●ソーラー発電機を作る技術を教える部門(ここは別キャンパス)
●マリオネットを使いながら文化、慣習、コミュニケーションを教える部門
などたくさんことをしてます。
以前はたくさんの人がいたようですが、
今はコロナのため、受け入れる人数を抑えてるとのこと。
特に外国からの受け入れは一切やってないようです。
文化、慣習を教えるためのマリオネット。
ここは服飾の訓練場所
そして、ここでは自分達が作ったモノを販売してます。
お店の中はキレイです。
このキャンパスに大学生がが5-6人いました。
外国人がめずらしく来たからか、話しかけてくれました。
インターンとして、ここにいて、子供達に授業をしてるらしいです。
図書館もあって、インターン生はここで作業をしてました。
ダライ・ラマの写真もありました!!2日間いたらしいです。
普通訪問って一日きりだと思いますが、、
ダライ・ラマが興味強く持ったのかなと、思いました。
ダライ・ラマのお言葉、身に染みます。
もう1つのキャンパスにも訪問。
裸足の大学の別名SNACと言います。
ワークショップがありました。
こちらにはソーラーママの訓練部門があります。
女性のソーラーエンジニア育成機関です。
男性でも、若いひとでもなく、おばあちゃんを教育の対象にしてます。
教室の中の風景。はんだごて、コントローラー?各種、抵抗、基盤おいてあります。
こういうライト、チャージャーを作ってます。
中止前のメンバー。コートジボワール、ペルー、グアテマラ、、、と続いてます。
ソーラーマスタートレーナーという、
ここに来た訓練生に技術を教えるおばあちゃんたちがいました。
とても誇らしげに、
「アジア、ラテンアメリカ、アフリカなど、数十国以上の人に訓練してきた」
「私たちは理論的なことより、実践なことを重視して教育してます」
「お互いの言葉は通じないけど、身振り手振りで色々コミュニケーションを取ってる!」
と教えてくれました。
ただ、残念ながら今はコロナのため、外国の人の受け入れは止めてました。
2020年の3月から7月の訓練の途中で止まってしまってます。。
ただ、コロナ前はアフリカ、中南米、アジアと色々な国から訓練生は来ていたようです。すごい!!
タンザニアで会合があったようです。
アフリカ諸国のソーラーママの人数の総数が書いてありますが、、スゴイ数です!!!
マスタートレーナーのおばあちゃんは
「ザンジバル(タンザニアの一地域)に行った!!」
と、誇らしげに教えてくれました。
お掃除も各国の当番制。
抵抗の意味が掲示してあるボードがはってありました。
訓練用の基板、基板の右上の「Bare foot college」の文字が。
教科書と裸足の大学を紹介するガイドブックがありました。
挨拶すれば、みんな笑顔で返してくれる良い感じの場所。
裸足の大学の人達は優しかったです。
正直、行く前は、
「部外者は入ってくるな」
って感じで入れてもらえないかも、、と思ってました。
たとえ、入れても、
「なんだこの人は」
みたいな感じになって終わることも覚悟してたのですが、、、
突然来た訳わからない外人に、親切にいろいろ教えてくれました。
嬉しい予想外でした。
ソーラーマスタートレーナーのおばあちゃん達との会話も、
おばあちゃん達は英語を喋れなかったので、
カタコトで、身振り手振りでコミュニケーションを取ってくれました。
でもみんな自分のやってることをとても誇らく思ってる感じが伝わってきました。
そして、それを一生懸命に伝えようとしてくれる感じが嬉しかったです。
ホントはもっと見たかったのですが、、時間切れで見切れませんでした。
もっと時間を取って、授業まで見れれば良かったです。
でも行けて良かったです。
この裸足の大学は学位持ってる人は入学できません。
学位のない人、貧しい人、田舎の人、苦しんでる人達に技術を教える大学です。
さらに海外からも訓練生を呼び、技術を教えている大学。
そして、長年続いている大学。
こういう場所があるなんてすごいです。
インドはやはり広い。
ではでは!!