途上国支援×エンジニア。

途上国、とエンジニアに関すること。

都会でないインドとそこの人達の雰囲気

 年末年始に南インドに行ってきました。

今回の旅行の目的の1つは
「インドの都会、観光地でない地域の生活、人々をみる。」
です。

 

インド生活を初めてから、ずーーっと行きたいと思ってました。

 

今住んでいる場所はグルガオン。

ここは日系企業や他の外国の企業も集まるインドで1,2番に発展している街です。

よっぽど自分の地元より発展しています。

ZomatoというUber eatsのインド版がかなり普及していて、夕食のデリバリーなんてラクチンです。

アンビエンスモール(というどでかいモール)はうちの地元のイオンモールよりでかいです。

うちの地元はメトロは走ってません。

スタバ、マック、KFC、ドミノピザの数もうちの地元より多いです。

(俺は地元大好きです。。)

 

あと他に行ったことあるのはインドの有名な観光地ばっかなので、どうしても外国の人々との交流に慣れた人達ばっかりでした。

 

俺はインドの発展している都会と観光地しか見てないと思っていました。

これはインドの一面でしかなく、インドにはもっと違う面もいっぱいあるはずと思ってました。
なので、都会でなく、観光地でもないとこの人達の生活振りを見てみたいなーと思ってました。

 

正直、今までのインドの人と印象は、タンザニアの人と比べると良くない印象でした。

でもこれは、

自分が都会にいるからというのと、

仕事で、余裕のない状況で、ずぅーっとインドの人と関わっているから

というのもあると思ってました。

 

タンザニアではいつも地方都市にいて、余裕があって、関わる人々の雰囲気が常に良かった。ので印象がいいんだろなーと、ちょっと願ってました。


なので、インドの地方の雰囲気、人々を見れば、タンザニアの人々と比較して、インドの人達をイメージできるかなーと思ったのです。

  

そこで今回、現役の青年海外協力隊の友人に頼んで、

彼の住んでいる街、村、仕事場を案内してもらいました。

 

協力隊のいい所は現地の人と近い目線で生活、仕事ができることです。

なので、協力隊の人はとっても現地に馴染んでます。


ちなみに協力隊の友人はカイコ農家の生活向上のため、活動をしてます。
こんな素敵な雑貨をカイコの農家さんと作って、バンガロールで日本人向けに販売してます。カイコの繭から作っています。

 

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カイコから作った雑貨、ステキです!

 

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カイコの繭を染めてます。

写真のように、カイコを染めてました。それから雑貨を作るそうです。

 

他にも学校で日本文化を教えたり、
カイコ生産にあたっての重要ポイントをSNSで発信したり、
と、色々と頑張っていて、すごいと思いました

 

 

その友人がいる、今回行った街はホスールという所。
バンガロールからバスで1時間行ったところにあります。

 

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ホスール。赤丸の所です。

 

街の中心部は程よく発展していていいなと思いました。

ただ、人の数は多い!こんな地域でも人が多いのは流石インド!

人口10億の国だと思いました。

あと花売り場がいっぱい。ホテルからすぐ近くの市場も花がいっぱい売ってました。

デリー、グルガオンでは花市場はあんま見ない気がして、新鮮でした。

 

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ホテルのベランダから。花の市場のようでした。

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街の中心部の写真

 

 このホスール中心部からバスで30分ほど行ったところの、カイコ生産農家の村?を訪問させてもらいました。 

 

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農家。牛を飼ってます。

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道。舗装はされてません。

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カイコにあげるクワの葉

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おしゃべり中ー

 のんびりしてて、時間がゆっくり流れてく感じで、よかったです。

 

ここで会ったおばあちゃん、見知らぬ外人が突然立ち寄っただけなのに、

どんどん料理を進めてきてくれました。

最初は自家製の豆カレーだけ、

次は豆カレー+ご飯、

そして、2杯目

と、進めてくれました。

2杯目はさすがに食べきれなそうなので断ると、、、

むちゃくちゃ悲しそうな顔しました。
この暖かい感じ、良かったです。

 

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子供はどこでもカワイイです。

子供達は元気いっぱいでかわいいかったです。
外人は俺の友人以外見たことないようでした。

ちょっと怖いけど興味ある。。みたいな感じでした。

この子供達は急にウチラを連れて、村のお寺を見せてくれました。

 

別のお宅では、上がったらすぐコーヒーくれました。

(インドなのに、チャイでないことにもびっくりしました。

この地方はコーヒーが多く取れる地域らしく、

チャイより、コーヒーか主流らしいです。)

 

他の農家さんは機械を使って、絹を絨毯のような形にして、ロール状にしてました。

突然外人だけで訪れたのに、中を見せてくれました。

 

観光地のように後でお金を要求されることはなかったです。

 

ここの人達が喋る言葉は英語でもヒンディー語でもないので、俺にはさっぱりで、

俺が気にしてた挨拶多いのかとか、感謝の言葉とかたくさん使うのかとか、まったくわからず、友人の通訳で話を聞いてただけですが、
やっぱり、田舎の人はみんな温かいなと、感じました。

 

そのあと、ホスールの街中で友人の仕事場、

カイコ(絹?)の研究所も見せてもらいました。

ここでカイコの卵を農家さんに販売したり、
良い品質の絹が取れるカイコの種を研究したり、
カイコの成長に良い餌(クワの種類)を研究したり、
等しているそうです。

 

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ここで、カイコの卵を冷蔵保存管理してます。

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研究所

 

訪問すると、みんな快く案内してくれました。

 

日本に住んでたことのあるインドの方に食事に招待してもらいました。

チャパティとカレー。何度もおかわりさせてくれました。

南インドの料理の方がカレーにコクがある気がします。ウマいです。

 

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南インドの家庭料理を食べさしてもらいました。日本の酒も(笑)


今回の旅行は、インドの人の温かさにいっぱい触れることができました。タンザニアの時の感覚を思い出すことできました。

やっぱりタンザニアもインドも変わらないです。良い人いっぱいいます。

今、インドの人への印象が悪すぎなのは、自分がギスギスしている、自分の余裕がなく、仕事のみで関わるだけで、インドの人達の感覚、文化に関わる、考える余裕がないというのがでかいな感じました。。。行けてよかった!!

 

そいうえば、タンザニアで仕事をしてた人は、タンザニアの人の印象悪そうでした。

俺もザンビアタンザニアの隣の国)へ旅行で行って田舎へ行ったときは印象良かったですが、ザンビアの首都で仕事してた時は、ザンビアの人の印象最悪でした。何度もケンカしてました。今以上で常に険悪で、最悪な関係でした。。。(この時は、プロジェクトで色々困難があって、全く余裕なしでした。)

 

って考えると、まー自分の余裕あるなし、置かれてる状況も、かなり関係あるなと思いました。

まーやっぱりどこの国も一緒。インドの人が全て嫌ということはない!

いい人いっぱい。

ちょっとスッキリして、また日々やって行けそうです!!

 

 ではではー