途上国支援×エンジニア。

途上国、とエンジニアに関すること。

一年前の話。クラウドファンディングでスラムに教室建てました。

ナマステ!!

ちょっと昔の話をします。1年前くらい。

 

1年前の頃は、スラムの教室に屋根がなく。青空教室でした。

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以前の教室の状況。青空教室です。

 

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場所があるだけましですが、、

このような青空の教室なので、

雨をしのげない、

直射日光を浴びてしまう、

夏には50度近くになってしまいます。

冬は寒さをもろに感じてしまいます。

(デリーの冬は5度くらいまで下がるので、意外に寒いのです)

あと、施錠もできないので、他の人がこの場所を使って汚してしまう。

ということも多々ありました。

この状態ではまとめに勉強できないです。

ここに屋根を作って、ちゃんとした教室を作りたいという思いがありました。

 


そこで、レインボーチルドレンの元ボランティアの黒澤君がクラウドファンディングを立ち上げ、見事成功しました。

そして、学校(教室)建設が始まりました!!。

これが1年前の頃です。

 

readyfor.jp

 

 

 サンタン、ジョンは教室建てれるのを心待ちにしてました。

「これはうちらのずっとやりたかったことなんだ」と何度も言ってました。

2018年の7月に会ったときから何度も「教室を作りたい」って言ってて、

それがようやくスタートできました。

 

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スラムの外でブロック、砂、水、窓、ドアを準備して、それをスラムまで運んで、そして砂と水をまぜて、ブロックと泥?を接着しながら敷き詰めていきました。

建物を建てる専門の人とスラムの人の協働で作業をしました。

「スラムの外から、ブロックとか重いものを持ってくるのが大変」

「気温が30度超えてるので、大変な作業」

「急に教室を建て始めたから警察が来た!」

「まともに働かないでお金を要求する人もいる」

、、と色々ありました。

 

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暑さのため、建設が止まったり、建設作業する人が来なかったり、

で中々進まない時期もありました。

 

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教室建設が始まったのが、

4月のはじめ、、

そして終わったのが7月の前半でした。

思った以上に時間がかかりました。

サンタン、ジョンも

「自分たちが見張ってないと、作業者が働かない、ちゃんと見てないといけない」

と言って、頑張っていました。

 

 

 

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想像以上に時間がかかって大変でしたが、、

こんな素敵な教室を建てることができました。

扇風機もつけて(今は壊れたので修理が必要ですが、、)

今では 、快適な環境で勉強ができます。

 

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今は、この教室のおかげでめちゃめちゃ快適です。

以前、俺は、個人的には、物(ハード)だけの支援て、

あまり好きではなかったです。

 

それは、今まで様々な場所で、

物だけ送って、

それがまともに使われてない状況を途上国の現場で見てきました。

なので、物だけの支援をするだけでなく、

ちゃんとそこの人達のソフトの支援(教育、技術指導)も必要と思ってました。

 

でも今回は教室を建てて、、その教室をちゃんと使ってます。

快適に授業ができています。

 必要な場所に、ホントに必要とされてる場所に、

そしてホントに必要としている人のためなら、

物だけの支援も有効に活用できるのだ。

と思えました

 

途上国への支援はムダだ。みたいな意見いっぱい聞きますが、

そんなことはないです。

必要な人のためなら、 ちゃんと効果があります。

 

良かった。

 

ではでは